マンガみたいな私の人生 in 離島生活

発達のおかげ!? 波乱万丈な人生を謳歌中

旅先でまさかの骨折った話

壱岐は二回目

 

一回目のときに、どこの旅先よりもものすごくご縁がたくさんあって

もう「私の田舎ってここだっけ?」っていう感覚に陥ったくらい、

身内のようによくしてくれる現地の方々たくさんできた。

今回はその流れで、ちょっと8月9月とメンタルがダウンしてしまったので、

旅にも出れず鬱々と過ごしてしまい、かなり辛くなってきたので

土地にもみんなにも元気をもらおうと、まさかの2ヶ月で再訪した。

 

ところがところが、

着いて早々、相変わらずの雨女を発揮し、

とりあえず観光よりも、お世話になった皆さんに挨拶したりご飯食べたりして過ごし、

さぁ、今日は日中雨大丈夫かも?と、ようやく出かけるぞ!と

レンタルしている電気スクーター(イキエコ)を走り出して10分。

 

早朝の大雨で畑の土が泥水としてコンクリートに流れていて、

まんまとタイヤを取られて滑って回転、おもいっくそ左から身体を地面に打ち付けた…orz

 

塗装はされていたけど、大通りではなかったので

他に車はあまり通らないところでよかったなぁと思いながら

「あーやらかしたなぁー」と衝撃と痛みでしばらく仰向けのまま泥の上で大の字であった。

(時間の焦りとかはパニックになるけど、身体ダメージのある場合、意識が痛みにいくのか?意外と頭は冷静になれる←)

 

人通りは少なくとも、ついに通りすがった車を運転していたおばちゃんに見つかり、

「えぇ!?(゚д゚)!ちょっとだいじょうぶ!?救急車呼ぶ?!」

だいじょうぶーと、バイクと私を起こしてもらった。

おばちゃんは片足を少し引きずっていて、不自由だそうだ

「昔からこうだからね。周りがいうほど案外大丈夫なのよ」という。

すぐ近くに住んでいるといったおばちゃん

まさか骨折していて、即帰りになることになるとは思わなかったので

その時は「車は覚えたし、後日この辺探してお礼を言いに行こう」と名前も聞かなかった。

(本当にこれ後悔している。時間が立つと車の記憶が怪しくなってきたので・・・)

 

とりあえず、スキニーデニムはダメージジーンズと化し、

今は麻痺ってるけど、結構これ打撲ってるし、左ヒジも見えないけど血ぃ出てるなぁ。

左の肩はまだ痛いけど、歩ける。

バイクのミラーはネジがズレてしまって使えないけど

エンジンを掛けてみると ちゃんと動くのでとりあえずホッとする。

うん、座れる。右手も大丈夫。

ということで、おばちゃんに「大丈夫よー」って笑いながら別れた。

 

だけどすぐに、やっぱり今日はこれ以上無理だと判断する

ハンドルを切るとそこそこ激痛。てか、痛くてハンドルに左手を添えてるのが精一杯。

なんにしてもどこかで一息ついて、バイクも身体も水で流したい。

イキエコの社長にも連絡しなくてはいけない。

お世話になってるみんなはご年配が多いので、大騒ぎになりそうだから、

とりあえず後で病院行って、諸々終わってから報告しよう・・・

 

と、どちらにしても戻るよりも

前回泊まったゲストハウスみなとやが近かったので寄らせてもらった。

若い面々ならば、笑って済ませてくれるだろうとも思ったし。

 

私自身も「いやぁ、やっちまったよ!(*ノω・*)」ってなもんだったので、

案の定、笑われながらも傷を洗ってもらい、消毒してもらった。

言われるがままに、近くの病院に行ったけど

話を聞く限り、ここではなくレントゲンの撮れる壱岐病院に行きなさいと言われ

イキエコ社長に頼んで、バイクの回収と共に病院まで連れてってもらった

 

 壱岐病院の救急の医者はとてつもなく対応の悪い方で 
言葉通りにしか受け取れない私は普段、人の表情で空気を読むのだけど
一番苦手な『表情に全く出ない、冷淡タイプ』であった

冷たいだけではなく、説明もよく分からなかった上に言い方もきつく、
不安と混乱しか与えてくださらない方だったので、
今日の今日までネタにしなかった(根に持ってる←)
「バッキリ折れてるんで」
「大阪?早く帰ったら?」
「いや、ヒビとかじゃなく折れてるんで」
「ヒビも骨折なんで。何が聞きたいんですか?わからないんですか?」
「私は何もしませんので」
「地元で手術なり入院なり相談してください」

ただでさえ、旅に来て、まさかのこれから遊ぶぞ!って前に、
滑って転んで、打撲だろうと思ったけど思ったより大事なのでは・・・と不安だった私に
こんなセリフを淡々と浴びせられ、もう脳内処理が追いつかず大混乱←

パニックを起こし、泣きじゃくってしまった私を
他の看護師さんや受付の方が慰めてくださった・・・
(救急で福岡から来てる先生で、態度があれな人で気持ちはとてもよくわかると言ってくれた)


で、地元で改めて説明して貰いました

こちら転倒してすぐのレントゲン

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この丸で囲んだ部分が骨折部位。
「え!?たったこれだけ!?」正直思った

とはいえ、もちろん骨折でパックリ割れてるのがわかる。

 

こんな小さい裂傷に見えるのに、こんなにもダメージが・・・とも思った

ちなみに、一般的にいうヒビ。

とりあえず三角巾でいいだろうといわれ、めちゃくちゃホッとした。

 

と、同時に、

どこが手術で入院だよ! ヒビかどうかも聞いたのに!!
偉そうな上に有能でもないのかよ!!と、本気で不安と恐怖しか与えなかったあの医師に腹が立った

 

生まれてはじめての骨折で一番きつかったのは「一人暮らし」という現実。

利き手じゃなくて幸いだと心から思うけれど、それでもまともに生活ができない

まず出来ないのは服の着脱。そして洗髪。あと寝返り。

三角巾も自分で結べない。歯と右手で結び目と格闘していた笑

 

近所に実家があるのに、当たり前のように助け合えない。

最近は少し頑張って距離感を縮めているとはいえ、甘えられない。

向こうも手を差し伸べようとはしれくれない

反射的にヒステリーを起こされるのが怖かったのでLINEにしたら、

保険金の話しかしなかった。

キレられるより良かったと思ったけど、どこかで少し期待していたので

本気でここに住んでる意味ってないよなと、なんともやるせない気持ちになった。

 

そういう現実も身を持って実感した初めての骨折。